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いぐ  「La route occitanne」

トゥールーズやカルカッソンヌ、ふたつの街で起こるわくわくするような出来事やフランスで見られる変な日本、現地のグルメ情報、そして小さな旅のレポートなどをお送りしていこうと思います。





第1回:トゥールーズ

第一回では、筆者が暮らすトゥールーズという町をご紹介します。 トゥールーズはフランス南西部のミディ・ピレネー地方にある学生都市です。いくつもの学校があり、世界中の学生がこの町に集まります。パリからTGVで約6時間の距離でスペイン国境の近くに位置しています。南からの移民者が多いので、ラテン気質の陽気でのんびりとした人々が多いような気がします。一年を通して暖かい日が多く青空がよく見られるので、曇り空の多い北部のパリを訪れた人々にとっては、また違ったフランスの印象を受けるでしょう。さて、今回はそんなトゥールーズの魅力をみなさまにお伝えしていこうと思います。

(1)スポーツ

トゥールーズFC、ラグビーチームなどのスポーツチームがあり、シーズンでは多くの人々がバーに集まりビール片手に試合に熱中します。スタジアムもあり、お年寄りから子どもまで応援するチームのユニフォームに身を包みます。トゥールーズでは、サッカーチームよりもラグビーチームの活躍が目覚しく、サッカーファンに比べると熱烈なラグビーファンの方が多いようです。もちろんサッカー、ラグビーともオフィシャルショップもあるので、トゥールーズに訪れた際にはお土産用に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

(2)グルメ

ミディ・ピレネーの伝統料理と言えばカスレ。白インゲンをソーセージや鴨肉、豚バラ肉、ラム肉などと一緒に煮込んだ料理です。

地域によってその中身はそれぞれですが、トゥールーズのカスレは白インゲンとトゥールーズ産ソーセージと鴨のコンフィを煮込んだものが主流です。

もうひとつ、トゥールーズのグルメで欠かせないのがフォアグラです。トゥールーズ郊外は有名なフォアグラの生産地なので、街のほとんどのレストランで肉厚で濃厚なフォアグラを堪能することができます。


(3)中心街

町の中心にあるキャピトル広場では、毎週水曜日になると蚤の市が開かれ賑わいを見せています。

寒くなったこの季節、もうじきこの広場にMarché
de Noel(クリスマス市場)が姿を見せてくれるでしょう。このキャピトルと呼ばれる建物は市役所であり、劇場でもあるのです。

キャピトール広場の市庁舎には、四季をイメージしたトゥールーズの画家によって描かれた絵が飾られていて、あまり知られていませんがとてもお勧めです。



また、街のいたるところでスミレを使った商品を置いたショップが見られます。実は、トゥールーズにはスミレの郡生地があることから、スミレはトゥールーズ市のシンボルなのです。

サン・セルナン寺院から伸びるトール通りを通ると、いくつかのスミレ製品のお店があります。日中は賑やかな通りでお店も多いのでお勧めです。また、賑やかなトール通りも朝の早い時間には人通りも少なく、とても落ち着いています。キャピトール広場から、周囲の建物を眺めながらの散歩はいかがでしょう


更に、トゥールーズには『バラ色の街』という別名があります。なぜかとういうと、その昔、資材に適した石が周辺になかったため、テラコッタという赤いレンガが建物を造るのに用いられました。それらの建物が夕日を浴びて、街全体がバラ色に染まることからこのように呼ばれるようになったのです。

夕方には、ガロンヌ川にかかる橋から見る街の景色がお勧めです。採石場や石切り場が街から遠く離れていたトゥールーズでは、フランスの一般的な街の様に石造りの家を作ることが難しかったのです。 美しい彫像を作るのに適した石灰岩を運んでくるのも一苦労でした。しかし、街にはガロンヌ川がありました。このあたりでは良質の粘土が採れるので、それを利用したレンガが古くから 使われています。そのため、レンガ造りの町並みなのですが、街が一番美しく輝くのは夕方です。ガロンヌ川の両側に広がる街は夕日に照らされ、ピンク色のように見えます。まさに「バラ色の街、トゥールーズ」という枕詞も納得の景色です。

また、トゥールーズで是非訪ねていただきたいのは、ウィルソン広場裏手の屋内市場。地元でとれる野菜や果物がたくさん売られています。この地方で作られるチーズやワインなども売られていて、ただブラブラと散歩するだけでも、いろんな発見があって面白いところ。私のお勧めはドライ・フルーツ、乾燥させたイチゴやプラムなどが量り売りで売られていて、ちょっとしたおやつなんかにもお勧めです。

(4)最新鋭技術

航空機会社エアバスの本社がある航空宇宙産業の中心地でもあるトゥールーズ。工場内の見学も可能ですが、夏場には工場の扉が開かれるので整備中の機体を間近で見ることもできるのです。また、町が空港から近いこともあり、建物のすぐ上を行く様々な種類の航空機に頻繁に出会えるので、マニアにはたまらない街なのです。

いかがでしたか?昔ながらの趣と現代が共存する街トゥールーズ。観光というより少し長い滞在のほうがこの街の魅力をより発見できるのではないかと思います。ゆるやかな時の流れや人々の生活の鼓動を、おいしい食事と共に感じてみませんか?


 


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